

シングル
「届けたくて・・・ feat.青山テルマ」
rythm zone(avex)
RZCD-46124
1,050円
「ミニアルバム『FANTASTIC WORLD』は全部ソロで作ったので、 次はフィーチャリングものをやりたかったんです。それと、ずっと活動してきたクラブでも歌えて、DJでもかけられるような楽曲をメジャーで作りたいと思って、仲のいい(R&Bの)DJ KOMORIくんにプロデュースを頼みました。それから、Jポップフィールドでブラックミュージックを認識してる女性シンガーを探して、テルマかなと思いお願いしたんです」
「普通のバラードにはしたくなかったし、そこは大事かなと」
「ヒップホップって、思ったことを直接的に「ナントカだぜ!」いうものが多いけど、でも歌詞ってそういうもんだけじゃないだろと僕は思ってるんです。なのでストーリー調にして、ラブソングとして成立しつつ、行き着くとこが僕らのメッセージになったらいいなって書いたんです。男がもうちょっと思い切ってメッセージを発信すれば、女子は待ってるかもしれないよってストーリー。フックの女の子は待ってるけど、バースの男はひたすら女々しいことをいってる。それを聴いた側が、じゃあ自分はどうしよかって何か1つ答えを出せればいいなって」
「歌への感情の込め方が上手い。彼女は、伝わるかどうかを凄く気にしてて、それが僕には新鮮でした。上手く歌ってカッコよくやる、プラス気持ちの面でどう伝えるかっていうのを、僕も勉強させてもらいました」
「そうですね。今まで思いっきりなラブソングも無かったし。ヒップホップ好きやそうじゃ無い人が聴いても分かるラブソング、かつカッコ いいクールなものにしようと思っていたので、歌詞の書き直しも多かっ たです。それをシングルで出すって意味も考えたし。あくまで切ないラブソングとして聴いてもらって、あとから、ラップで凄く韻踏んでる細かい仕掛けに気づいてもらったり、スムーズに気持ちよく流してく僕のラップのよさも感じてくれたらうれしいですね」
「届ける側をより意識しましたね。普段はBボーイばっかりの前でライブをやってるけど、それ以外の人の前でやることも多くなったし。そこでどうやって自分のラップを伝えようかって考えてます。世の中的にヒップホップって、ハードなラップか大人数で楽しくワイワイってる、両極端なイメージですよね。でも僕の好きなヒップホップは、スタイリッシュだったりクールだったりする。そこを伝えていきたい。あと、メジャーのフィールドで凄い人とならんでみると、自分はあくまでラッパーだって再確認したんです。歌が歌えるわけでもメロディを書くわけでもない。歌詞を書いてラップしていくことでこの場所にいるなら、そこを強くしないとダメ。インディ時代よりも、ラップに専念する覚悟が決まった感じはあります。普通の人が聴いてもカッコいいと思えるラップができる人、って立ち位置を築くために注力して、その代表格になりたいですね」
取材:土屋恵介