SCANDAL
7月28日に7thシングル
8月11日に2ndアルバムをリリース!


いろんな方向から誘惑したいと思って!

ワンマンライヴの成功などを糧に、バンドとして急激な成長を遂げるSCANDALが、待望の2ndアルバム『TEMPTATION BOX』をリリース。ロックでポップで、ちょっと大人でマニアック。単なる“ガールズバンド”と括れない、魅力にあふれている。

L→R TOMOMI(Ba&Vo)、RINA(Dr&Vo)、HARUNA(Vo&Gu)、MAMI(Gu&Vo)

PROFILE

スキャンダル:2006年に大阪で結成。インディーズ活動を経て08年にシングル「DOLL」でデビュー。昨年、1stアルバム『BEST★SCANDAL』がオリコン週間5位を獲得、日本レコード大賞新人賞を獲得した。最新シングル「瞬間センチメンタル」も7位のヒット、春のワンマンツアー成功と波に乗る4人組ガールズバンド。

リリース情報

シングル
「涙のリグレット」
Epic Records
ESCL3468
1,223円
7/28 Release

アルバム
『TEMPTATION BOX』
Epic Records
【初回生産限定盤(DVD付)】
ESCL349〜3
3,500円

【通常盤】
ESCL3494
3,059円

【完全生産限定盤(Photo Book付)】
ESCL3490〜1
4,500円
8/11 Release

オフィシャルサイト

SCANDAL Official Website

関連記事

■vol.69インタビュー
■vol.65インタビュー
■vol.62インタビュー

ありがとうの気持ちを伝えるには
音楽でやるのが一番
――2ndアルバム『TEMPTATION BOX』は、すごくバラエティーに富んだものになりましたね。ある意味で吹っきったと言うか。
MAMI:そうですね。曲調もバラバラで、こういう曲調をやりたい!って言ってできた曲もある。例えば、「涙のリグレット」はライヴでバラードが欲しいとずっと思っていてできたものだし…。他に、それぞれが作詞した曲、HARUNA以外がメインで歌っている曲、リフ一発で乗れる曲、ライヴで盛り上がりそうな曲。あれがあったら良いよね、これもあったら良いよねっていうものを、全部詰め込んだアルバムになりました。
RINA:まずスタートが普通のバンドと違って、ダンス&ヴォーカルスクールで出会った4人やったし。バンドだけど、ライヴでは楽器を弾かずにダンスする曲もあったり、自分たちのカラーを探しながらやって来て。“これでホンマに伝わってるんかな?”って、不安に思った時期もあったけど。でも、もっと自信持ってもいいんちゃうって、6月のワンマンで思えた。だからこそ、アルバムでもいろんな曲が入れられたんじゃないかって思います。
――全部、前作とも曲調が違うから、どれをピックアップして話を聞いたらいいか、困りますね(苦笑)。
HARUNA:そう。だから、曲順も「涙のリグレット」はここがいいとか、いろんな意見が飛び交ってすごく困ったんです。「瞬間センチメンタル」をどこに入れるかには一番苦労したし。
――まず1曲目の「EVERYBODY SAY YEAH」はダンスビート。
HARUNA:ライヴでみんなとコール&レスポンスできる曲が欲しいということで、できた曲です。ライヴのことを考えると、みんなが踊りやすい曲のほうが良いというのもあって。
RINA:いつもライヴで“来てくれてありがとう!”って言うけど、ホンマに思ってるのに、何度も言う度に意味が薄れていくような気がしていて。ホンマにありがとうの気持ちを伝えるには、音楽でやるのが一番なんじゃないか、と。そこで、言葉ではない、ありがとうの向こう側の曲を作ろうと思ったんです。
MAMI:“YEAH”って言葉には、いろんな意味が詰まってると思っていて。辛いことや悲しいことがあっても、うちらのライヴで一緒に騒げばそんなことも忘れて、本当にYEAHの気持ちで帰ってもらえるライヴをしたい。そういう想いを込めています。
――歌詞に鈴木さんと山本くんが出てきますね。
TOMOMI:本当はファンみんなの名前を入れたいんですけどね。代表して一般的な名前ということで、鈴木さんと山本くんで。
――TOMOMIさんのソロ曲「放課後1H」は、甘い感じのカワイイ系のヴォーカル。どポップの曲調で、これにはきっと聴いた人は驚くでしょうね。読みは“放課後ワンエッチ”?
TOMOMI:ワン・アワー(1時間)です。歌詞エロいでしょ?(笑)
――深読みすると、そう取れるなとは思いましたけど…。
TOMOMI:この曲をいただいた時、1コーラス分だけ依布サラサさんの歌詞が付いていて。それは音楽を楽しもうよ!っていうテーマだったんだけど、私はエロく読んじゃったんです。で、こういう曲調やし、とことん恋愛に寄せたいと思って、どうせやるならエロくしてみたいやないか、と。で、ヤッちゃいました(笑)。
――アルバムの先行シングルでもある「涙のリグレット」は以前からやりたがっていたバラード。
HARUNA:2月の冬期オリンピックを観て感動したり、頑張っている選手がインタビューで泣いている場面を、自分たちと重ね合わせながら観ていて。その時に感じたことが基になっています。涙って、悲しい時だけに流すものじゃない。悔しい時、うれしい時も流す。涙は人を成長させてくれるんですよね。
――6月のワンマンで初めてライヴでやってみて、どうでした?
MAMI:最初は、いつもアッパーの曲で騒いでいるみんなが、どんなふうに聴いてくれるのかなって。でも、リズムを取りながら聴いてくれたり、涙を流しながら聴いてくれた子もいて。曲調に合った楽しみかたをしてくれていたのが、すごくうれしかったです。
――MAMIさんの作詞&ヴォーカル曲「少女M」は、「少女S」に引っかけてMAMIだから“少女M”ですか?
MAMI:あ、やっぱそう思います?
HARUNA:普通みんなそう思うでしょ。
MAMI:それもあるけど。受け身のMとか「少女S」の少女たちに対して、逆に少数派(Minority)の“M”っていうのもあったり。
――80年代のニューウェイヴっぽい曲調で、歌詞はアキバ系?
MAMI:ははは。今、ツイッターにハマってて、暇さえあればつぶやいているんですけど。ツイッターで思ったのは、人と接触しなくてもコミュニケーションができる時代だなって。でも、利点もあるけど、同時に弊害もある。それって、どっちが良いとか悪いとかじゃないよなっていう、モヤモヤを歌っています。
――コーラスは自分で入れてるんですか?
MAMI:HARUNAとTOMOMIも入ってるけど、この曲の中に私は10人くらいいますね。でも、SCANDALの曲はだいたいオクターヴ下があって、それはだいたい私が歌っていて。この曲も自分でメインと下もやって…。「放課後1H」なんかはTOMOMIがメインで歌ってますけど、HARUNAも下でずっと歌ってるんですよ。
HARUNA:実はツインヴォーカルっていうね。
それぞれの個性も全て詰め込んだ
ここからが本当のスタート
――RINAさん作詞の「プレイボーイPart U」は曲調と歌詞が秀逸。サーフロックと横浜中華街をミックスした歌謡ロックですね。
RINA:ずっと「DOLL」や「少女S」みたいな、TOMOMIが書く強くてカッコ良い歌詞を書きたいと思っていて。実はインディーズ時代に「プレイボーイ」っていう曲があって…今や幻ですけど。
――なぜ幻になっちゃったんですか?
RINA:なぜでしょう? RINAが歌ってたからかな?(笑) ライヴハウスでは何回か歌ったことがあったけど。
TOMOMI:何回どころか、定番になりつつあったやん!
RINA:いやいや、それは曲が他になかったからやろ。で、それを発展させたものを作ろうと思って。
――プレイボーイに振り回されながら、でも好きという歌詞。RINAさんは、ちょいワルが好きなんですか?
RINA:そ、そうですね。男運ないとよく言われます(苦笑)。これは、“自分、ボロボロなってんで。気付きや! 目覚ましや!”って言われても、それが生き甲斐になってる子っておるやん? ホンマにそういう子の歌詞を書いたろうと思って。三日寝ずに書いたんですよ。だから、どんどんエスカレートしてしまって。
――でも、曲と歌詞がばっちり合ってますよ。
RINA:こういう歌詞をHARUNAは、すごいまじめにカッコ良く歌うから、それがツボで。チェッカーズっぽい!とか言いながら、スタジオでずっとみんなで騒いでたんですよ。
HARUNA:でも、それが歌い出しの“どうにかなっちゃいそうなの!”とか、すごい歌ってて気持ちいいの。叫んでるでもなく、そのテンションでずっと行けちゃって。でも、サビ前はちょっと抜いてたりとかして。すごい楽しく歌えましたよ。
MAMI:私は、Aメロでンチャッチャッチャッって裏に行くところがカッコ良いと思った。でも、ライヴに向けて練習しないと!
――「GIRLism」はハードロック調ですね。
TOMOMI:実は「EVERYBODY SAY YEAH」の時、2曲上がって来ていて。ひとつが「EVERYBODY〜」になって、もうひとつがこれです。こういう洋楽ノリの曲も意外となかったし、気に入っていたからテーマを変えて書きました。歌詞は自分が女の子であることの誇りとか、強さを歌っていますね。女の子って矛盾だらけなんです。やさしい人が好きと言いながらやさしすぎると嫌やったり、自立したいと言いながら玉の輿に乗りたいとか、な。
RINA:ガールズ行進曲的な感じやな。
――「会いたい」はHARUNAさんの作詞曲。ストレートな曲調で、これまでのSCANDALの王道的なナンバーですね。
HARUNA:アルバムの前半はシングル曲で、中盤以降いろんなテイストが続くし、ここらへんでリセットというか。
――歌詞はどのように書いたんですか?
HARUNA:夢を見失った主人公が、幼なじみに会って気持ちをリセットするという歌。でも、私自身のことも歌っていて。実は私、春頃に謎のスランプに陥って、いろんな部分で自信をなくして、歌詞を書かなきゃいけないのに何も浮かばない時期があって。そんな時に「secret base〜君がくれたもの〜」のイベントで、子供の頃に通っていた体操教室の恩師がサプライズで登場して、私の小さい時の話とかを聞かせてくれた。そこで、目標を見失っていたことに気付いたんです。純粋に歌手という夢を追いかけていた、そんな子供の頃の気持ちに戻りたいっていう気持ちになって。それをそのまま歌詞として書きました。
RINA:前作の「ひとつだけ」に続き、“会いたい”っていうストレートでシンプルなタイトルと、誰が読んでも共感できて近くに感じられる歌詞はHARUNAの特徴。すごく良いなって思います。
――「ひとつだけ」では地下鉄、「会いたい」では交差点とか、HARUNAさんの歌詞にはいつも絵が浮かぶワードがありますね。
HARUNA:現実的なものでないと想像がなかなか膨らまないんですよね。わくわくドキドキする歌詞や夢のある歌詞は、他のメンバーにお任せして。私は、日常的で身近に感じられる歌詞を書いていきたいと思っていて。ちょっとした切なさや、傷付いた心を癒してあげられる歌詞を書きたいと心がけています。
――ラストの「さよならMy Friend」は、映画『ルーガ=ルー』のエンディング曲。一般のファンの声もコーラスで入っている。
HARUNA:映画を観て感じたことも歌詞に入っています。
TOMOMI:テーマはひと夏の恋の思い出。夏休みの楽しさや、夏の終わりの切なさは、今も昔も、『ルーガ=ルー』の舞台になっている20年後の世界でも、きっと変わらないと思う。だから、そういう変わらない想いを伝えたいと思って書きました
――チャレンジだらけのアルバムになりましたね。
TOMOMI:『BEST★SCANDAL』に比べてポップになったと思います。ひとつのジャンルにこだわらずいろいろ挑戦して、HARUNAじゃないヴォーカルもあって。でも、そこがSCANDALの個性やと思うし、その個性をすごく出せたアルバムだと思います。
MAMI:前作はそれまでのうちらを詰め込んだ名刺代わり。その上でやりたいことをやり、それぞれの個性も出して全てを詰め込んだ。ここからが本当のスタートという感覚もありますね。
――タイトルの“TEMPTATION BOX”に込めた想いは?
HARUNA:アルバム制作の初期段階でタイトルは決まっていて、その上で曲を選びました。直訳すると“誘惑の箱”だけど、つい覗きたくなっちゃうとか、曲タイトルを見ただけで気になっちゃうアルバム。いろんな方向から誘惑したいと思って付けました。
――このアルバムを引っ提げ9月にツアー。今度はZeppですよ。
MAMI: 6月にSHIBUYA-AXでワンマンをやった時は、憧れの初AXっていうだけで大興奮していたのに、今度はZepp。すごくドキドキで、不安もあるけど、その分楽しみでもあって。
HARUNA:AXがすごく楽しくできたのが、自信になっていますね。だから、私は今からZeppが楽しみで仕方がないです。
TOMOMI:前は曲がなかったから順番考えるしかできなかったけど。今度はアルバム2枚分あるし、どれ入れようか迷えるのがうれしい。
HARUNA:でも、これだけバラエティーに富んだアルバムで、それを全部やった上で、さらに他の曲が入るってことは…すごいめちゃくちゃなライヴになりそうで、ちょっと怖いんですけど。
MAMI:きっと楽しくなるよ!
――サブタイトルが“YEAH!って言えいっ!”…ダジャレ?
HARUNA:そこは怖がらずに言って行こうっていう。
――関西人のノリ?
RINA:関西人はそんなダジャレ言わないです!

取材:榑林史章

『「SCANDAL TEMPTATION BOX TOUR 2010」〜YEAH!って言えいっ!〜』
9/18(土) 福岡・DRUM LOGOS
9/20(月) 広島・CLUB QUATTRO
9/23(木) 北海道・札幌PENNY LANE
9/26(日) 宮城・Zepp Sendai
9/29(水) 愛知・Zepp Nagoya
9/30(木) 大阪・Zepp Osaka
10/02(土) 東京・Zepp Tokyo